テクニカルノート15: 作成したアプリケーションの配付May 26, 2003© NSB Corporation. All rights reserved. |
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Windows CE デバイス用に正しいインストール手順を作成する事は容易な仕事ではありません。NS Basic/CE プログラムは他のアプリケーション同様、いくつかのインストール手順の使用を必要とします。このドキュメントでは、出来るだけ簡単に行えるように説明しています。
Microsoft's Visual Basic for CE Redistributables Kit には、プロフェッショナルで、簡単に使えるインストーラを作成する為の全てが含まれています。
インストーラを作成する手順を以下に示します。
これらのインストーラツールを使用するには、Microsoftユs license agreements に同意しなければなりません。licence agreement (英語)および Microsoftユs FAQ on the subject (英語)をお読み下さい。
Ian Ferguson氏による追加情報がこのリンク(英語)に記載されています。
インストーラファイルは、NS Basic/CE の CD の中の\installer
フォルダの中にあります。もし CD の中にこのフォルダが見つからない場合、nipponsupport@nsbasic.comにemailして下さい。アップデートされたCDをお送り致します、現在これに関しては無料でサービス致しております。\installer
フォルダの中のMicrosoftVBCEResdistKit10.exe
をクリックして下さい。全てのファイルがハードドライブにインストールされます。これは各プラットフォーム及びCPUタイプ用のdllファイルが含まれています。
MIPS CPUタイプは、Mips39とMips41に分けられています。全てのMIPS CPUで動作させる為に、Mips39のファイルをお使い下さい。
.inf ファイルには、CEデバイス上にインストールされるファイルの情報が含まれています。それはデスクトップ上でファイルが置かれている場所への pathname、およびCEデバイス上のファイルが置かれる場所への pathname です。このファイルを正しく作成する部分が、インストーラを作成する過程で最も複雑です。
サンプルの .inf ファイルをご覧下さい。とても長く複雑です!
他のリソース:
.ini ファイルはどのCABファイルがインストーラに含まれるかを定義します。以下はサンプルの .ini ファイルで、NS Basic/CEでコントロールの追加の為のインストーラを作成するものです。
[CEAppManager] Version = 1.0 Component = DialogX [DialogX] Description = DialogX CabFiles =DialogX.HPCPRO_ARM.cab,DialogX.HPCPRO_MIPS.cab,DialogX.HPCPRO_SH3.cab,DialogX.HPCPRO_SH4.cab,DialogX.HPC_MIPS.cab,DialogX.HPC_SH3.cab,DialogX.PPC_MIPS.cab,DialogX.PPC_SH3.cab
Cabwiz.exe はMicrosoftが提供するプログラムです。CE Redistributables kit をインストールしたフォルダの中にあります。このプログラムは、あなたの .ini ファイルを読み、一つ又は複数の .CAB ファイルを出力します。CABファイルは、あなたがサポートを計画している各プラットフォーム(HPC, HPC/Pro, PPC)およびCPUタイプ用に作成されます。
ここにCabwiz.exeをスタートさせるサンプルスクリプトを示します。これを .bat ファイルとして保存して下さい。毎回全てをタイプする手間が省けます。
del *.CAB "D:\Program Files\Microsoft Visual Studio\vb98\vbce\cabwiz.exe" "E:\210\DialogX\DialogX.inf" /err err.log /cpu HPC_SH3 HPC_MIPS HPCPro_ARM HPCPro_SH3 HPCPro_SH4 HPCPro_MIPS PPC_SH3 PPC_MIPS
EZSetup.exe は、Scott Ludwig からの便利なユーティリティです。これはあなたの .ini ファイルを使用し、Cabwiz.exeにより作成された .CABファイルのリストを得て、これらのファイルを圧縮した一つのファイルを作成します。EZSetup.exeは\installer
フォルダの中か、The Big Red Toolboxに入っています。EZSetupはWindows NT, 2000, XPでのみ動作します。
古いバージョンのWindowsをお使いの場合、eVBの中のツールを使ってこのステップを行うことができます。Franco Epifani氏がご自身のwebサイトhttp://www.efsoft.itにて、この使い方を説明しています。
ここにEZSetupをスタートさせるサンプルスクリプトを示します。 これを .bat ファイルとして保存して下さい。毎回全てをタイプする手間が省けます。一つのコマンドのインストーラを作成する為に、このファイルとCabwiz.batファイルを組合わせる事が出来ます。
del *.DAT d:\apps\ezsetup -i DialogX.ini -r DialogXReadme.txt -e e:\210\all\license.txt -o DialogX.exe del *.CAB
あなたのインストーラは完成しました。EXSetupによって作成されたファイルをクリックすると、ファイルをお使いのWindows CEデバイスにコピーする為に、CEAppMgr.exeプログラムが呼ばれます。これは標準アプリケーションインストーラです。
あなたの.batファイルからこれを自動的に行いたい場合、このコマンドを使用して下さい:
"C:\Program Files\Windows CE Services\CEAppMgr.exe" "E:\210\DialogX\DialogX.INI"
有限会社ファクトリー・サボの下江様に寄稿して頂きました。
http://www.ocpsoftware.com/products.php?nm=cecabmgr でWinCE CAB Managerを購入。これには$150の経費がかかりました。 しかし、Infファイルを解析することを考えれば安いものです。
ここでEzSetup.exeの準備ですがNS BasicのCD-ROMについてくるものは英語用ですので http://wince.tripod.co.jp/ でEzSetup v2.1日本語版をダウンロード
後はEzSetupでインストールプログラムを作ります。 ただうまく動くか心配です。 iPAQでは動きました。 出来上がったのはhttp://www.sabot.co.jp/nstoday/downloads/NSTodatSetup.exeです。
NS Basic/CEのサポート同様、インストール問題に関してもサポートを提供するつもりでおりますが、全てのソフトウエアは第三者からのものです。我々の経験を基にした情報提供と、ユーザが情報収集出来る場所として、情報の更新を行って行きます。
質問がある場合は、当社掲示板に掲載するかnipponsupport@nsbasic.comへemailをお送り下さい。もし我々がお答え出来ない場合、他のユーザが解決策を知っているかもしれません。
ユーザーが提供して頂く情報または提案は、このドキュメントに追加致します。全てのユーザにとって簡単に使えるものになる事を望んでいます。