Tech Note 04a: カラービットマップにResInを使用January 24, 2003© NSB Corporation. All rights reserved. |
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NS Basic/Palmプログラムは、簡単にカラービットマップを表示できます。
まず初めに、Palmデバイスがどのようにビットマップを表示するかを説明しましょう。Palmデバイスには違った種類が存在します。カラーが表示できるものから、白黒しか表示できないもの、またはその中間があります。現在は5つのレベル(1ビット:2色、2ビット:4色、4ビット:16色、8ビット:256色、16ビット:65536色)でビットマップを表示することができます。1ビット(白黒)デバイスは8ビットの絵を表示することは出来ず、さらに表示する為にその絵を1ビットに変換するということも出来ません。従って、全てのデバイス用にプログラムを作る場合は、5つのレベル全てのビットマップを用意しなくてはなりません。
ビットマップはリソースとして、あなたのプログラムの中に保管されます。NS Basic/Palmはプログラムに追加される各ビットマップ毎にビットマップリソースを作成します。このビットマップリソースには4桁のID番号が付けられ、Project Explorer上で見ることが出来ます。1つのビットマップリソース用に、最高で5つまでのイメージを指しているパスを持つリストを追加できます。 プロジェクトに追加するそれぞれのイメージが、あなたがそれぞれに割り当てた、正しいビット深度を持っていることを確認して下さい。
これを簡単に行う為に、NS Basicの内部ではResInと呼ばれるツールを使っています。入力ファイルとして.bmp、.gif、.jpg、.ico、.emf、 .wmfを許容し、自動的にPalmが必要とする特別な.bmpファイルへと変換してくれます。これはNS Basic Toolsフォルダに入っています。
このツールはカラーアイコンの作成にも使えます。
内部的には、ResInのコマンドラインのフォーマットは、
ResIn.exe imageNames:n filename.prc resType resID
imageName
はイメージファイル名。最多で5つまで。イメージファイル名に続く n はビットのレベル。イメージのフォーマットは.bmp, .gif, .jpg, .ico, .emf, .wmfのどれか。
filename.prc
はあなたの作成中のプロジェクト名。
resType
はビットマップの場合「Tbmp」で、アイコンの場合「tAIB」。
resID
IDEからの4桁ID番号。アイコン作成の場合は1000。
ResIn.exe a1.bmp:1 a2.bmp:2 a4.bmp:4 a8.bmp:8 ColorBitmap.prc Tbmp 1006