NS Basic/PalmからほとんどのPalm OS System APIを呼ぶことが出来ます。Operating System API（またはSysTrap）は、NS Basis/Palmの２つの新しいキーワード、「SysTrapSub」と「SysTrapFunc」、を使ってNS Basic/Palmのプロジェクトに取り入れることが出来ます。「SysTrapSub」はBasicに値を戻さないシステムプロシージャを呼ぶのに使います。「SysTrapFunc」は１つの値をBasicに戻すシステムプロシージャを呼ぶのに使います。

SysTrapsを中心としたBBSもご覧になって下さい。http://groups.yahoo.com/group/nsbasic-palmAPI（英語）

   シンタックス:
      SysTrapSub trapnum, numargs[, arg1[, arg2[, ...]]]
      foo = SysTrapFunc(trapnum, numargs[, arg1[, arg2[, ...]]])
   説明:
      trapnumはCoreTraps.hで定義される定数で、どのシステムルーチンが呼ばれるかを決めます。
      システムトラップは0xA000で始まりますので、この値が実行時にtrapnumに追加されます。
      numargsはシステムプロシージャに渡される引数の数です。後に続く引数（arg1...）は、どの
      システムプロシージャを呼ぶかによって変わります。システムプロシージャが使用する引数
      および戻り値が何のタイプであるか、特に注意を払って下さい。

　　現在NS Basic/Palmは、
      引数および戻り値がchar*、intまたはdoubleのタイプを持つOSトラップのコールのみ対応して
      います。

   例: (NS Basic/Palm IDE)
      SysTrapSub 564, 1, 3                'Calls trap 0xA234 (SndPlaySystemSound)
      SysTrapSub 531, 4, 80, 0, 80, 160   'Calls trap 0xA213 (WinDrawLine)

注記：SysTrapファンクションの多くはNSBSystemLib共有ライブラリにあります。それらはそのライブラリから使用すること、より簡単です。

共有ライブラリのルーチンを呼ぶ時、正しい変数タイプを使用することが重要です。呼び出すルーチンはこの変数タイプを使うことによって、共有ライブラリに渡すための値をスタック上に正しく配置します。共有ライブラリは、渡される各引数が正しいデータタイプであると想定しています。

DIMステートメントを使って、使用する変数を宣言することによってこれを行います。リテラルを使用する場合、NS Basic/Palmは特定のデータタイプであると想定します。それらは、

小数点がない数値	63	Int32
小数点がある数値	1.5	Double
文字列	"Hello"	Char *
計算式	(1/2)	Float

PalmはAPIコールに関するドキュメントをWebサイトに載せています：
http://www.palmos.com/dev/tech/docs/

Operating System API (SysTrap) 一覧表

Palm OS 5 trap numbers contributed by Adrian Nicolaiev